台所作業のメインとなるシンク、コンロ、冷蔵庫の位置を何処に設置するかで おおよそのキッチンのレイアウトが決まります。
それには まず、この3つを線で結んだ三角形の各辺の長さを目安に考えると 作業効率の良いレイアウトが出来ます。
3辺の合計が 3.6m(二間)〜5.4m(三間)くらいが良く、三角形にならない全て一列に並ぶキッチンは 2.7m(一間半)〜3.6m(二間)くらいが適当とされています。
さらに その三角形の中に 収納を配置します。
収納といっても 毎日使うような食器や調理用具は 台所用品全体の15%程度ですから、これくらいの収納出来る場所が三角形の中に組み込まれていれば 日常生活では こと足りるようです。
キッチンの引出、下部収納、吊戸棚、ちょっとしたサイドキヤビネット等に収納することになります。
そして その他のあまり日常使わない台所用品の収納場所は 家の間取りによって 決めると良いでしょう。
対面式や独立タイプのような壁で仕切られた間取りの台所の場合は そこにまとめて創ることになりますし 家の面積に制約がありダイニングキッチンのような食堂と台所を1つの部屋として広く使う間取りの場合には 毎日使わないような台所用品を壁収納等で分散させて ダイニングキッチンを広く有効に使うと良いと思います。
全部台所に持って来てキッチンの使い勝手だけを優先すると ダイニングが窮屈になってしまいます。
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