注文住宅 | 遠藤浩建築設計事務所

                            
□ 収納力アップあれこれ

Syuunou1_1よく“納戸”がほしい“ウォークインクローゼット”を寝室の隣に創りたい。玄関の脇に靴や外で使うものを収納する“エントランスクローゼット”を設けたいと言われます。

限られた面積の中で これらをある程度の大きさ(2畳、3畳、4畳、・・・)で 創るのは至難の業。

こういったスペースを創ることは 良い面もありますし、そうでない面もあります。

まず 良い面は

納戸に入って見渡せば何が何処にあるか一目瞭然。

取り合えず納戸に押し込めば かたづきます。

そしてそうでない面は

中央に人が入れる通路部分を空けておかないと周りの物が取れません。

その通路の面積が余計に必要です。

考え方次第ですが その通路がムダと思われる方もおられます。

そこで 納戸のようなまとまったスペースを創るのではなく それぞれの壁に“壁面収納”を創れば それぞれの物は部屋から直接出し入れ出来ますし 通路分はいらず 納戸やウォークインクローゼットよりも その分、収納力がアップします。洋服タンス一棹は違うのではないでしょうか。

ただ 部屋の壁がその壁面収納に大部分占領されるので 何か物が置けるような壁が少なくなります。それと 扉を沢山付けなくてはならないのでコストアップにつながります。

さらに また 違った収納の仕方として次のような方法も考えられます。

1.高床式にして 大容量の床下収納にする。

2.1階と2階の間を大きくして(天井高 1.4mくらい)そこを収納にする。

3.ロフトを創りそこを納戸にする。

計画段階での工夫次第で 限られた面積でも多くの収納が確保出来ます。

ただ コスト面を頭に置いておかないといけませんが・・・。

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