注文住宅 | 遠藤浩建築設計事務所

                                
□ 外断熱通気工法を見せるデザイン
天井を張らないで梁や屋根を支えるタル木が見えているのは、何故でしょう。
(ちなみに、柱は、見せると視覚的にうるさいので、白い壁で隠します。)

1、壁同様、屋根も外断熱にしています。しかも、断熱性能を上げるために、タル木の上に厚板30mmを載せて、その上に断熱材を敷いています。その厚板を隠して天上を張ってしまうのは、もったいないということと、この住宅の性能を見せたいということです。

2、空間に暖か味を醸し出すために、ある程度、視覚的に木を見せたいということもあります。

3、通常、屋根を支えるタル木は、450mmのピッチに並べられますが、その上に載せる板に30mmの厚板を使うことで、900mmピッチの間隔に出来ます。そして、屋根を頑丈にするために、タル木を120mm角(柱と同じサイズ)にします。できれば、このタル木も見せたいということです。

4、天井を貼らないと200mmくらいは、天井が高くなるので、空間も広がります。

外断熱通気工法にした場合のムダを省いたデザインにしているということなんです。
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