今や、ネット、TV、雑誌等、建築家の情報を見る媒体が沢山存在し、容易に設計事務所が探せ、その敷居も大分低くなってきました。
いろいろな設計事務所を探せるのはいいのだけれど、さて今度は、誰が一番自分達に合っているのか判断が難しいという方“建築家決められない難民”の方が増えてきているようです。
情報が多すぎて、整理し切れなかったり、理想が高くなりすぎて、自分に合った建築家が見えなくなっていたり、建築自体が、あまりにも専門分野すぎて、一般の方にとって、いったい何を基準に選んでよいか難しかったり、家族の意見がまとまらなかったりすることもあるでしょう。
恋愛やお見合いのし過ぎで、理想が高くなり自分に合ったフィアンセが見えなくなってしまっているのとは、ちょっと違うと思いますが、客観的に自分が見えなくなってしまう意味では、同じことかもしれません。
やはり、自分の身の丈に合った人や、いっそのこと、この建築家に自分の夢を託してみようと思われたりすると、案外見えてくるのかもしれません。
きっかけは、他愛の無いこと、自分と何か共通点があるとか、前向きに良い方向に思い込んでしまうことも良い結果に繋がるかも知れません。
家づくりは、やはり前向きに全力で考えたほうが、全て良い結果に繋がっていくものだと私は思います。
「実際そうは言っても、そんなに簡単じゃないよ。」と言われるかもしれませんが、その通り、家づくりは、簡単ではありません!
ですから前向きに、全力で考えましょうということなんです。
今は、一つ何かを決めましょう。何でもいいんです。良くわからなくても何か決める。(あとで、必ず分ってくるものです。)
そのように、一歩一歩前に少しずつでも踏み出すことが大切です。
そんな積み重ねの先に、光が見えてくるものです。
設計事務所の場合、家づくりという何も無いところから創っていく作業そのものも、そんな方法で進めていくものなんです。